車のメーターパネルには色々なアイコンが並んでいますね。
普段何気なく見ていてあまり気をつけて見ていないかもしれませんが、冷却水のランプは絶対に見逃してはいけません。
車の冷却水のランプは水温警告灯とも呼ばれ、見逃してはいけないサインの一つです。
水の中に温度計が逆さまにつかっているようなアイコンが目印ですが、このランプがついてしまっている場合は、何かしらの注意が必要になります。
また場合によっては運転を中止しなければいけない場合などもあります。
見落としがちな車のランプですが、この記事を読んでしっかり内容を理解して安全に運転をできるようにしておきましょう!
車の冷却水のランプはどんな意味があるの?
車の冷却水のランプですが、これは「エンジンを適温に保つためのラジエーター液の温度」の状態を表しています。
冷却水とは、ただの水ではなく、冬場は凍結してしまわないように、また長く使ってもエンジン内部が錆びないように、エチレングリコールやプロピレングリコールなどを使い、防錆剤などの添加剤を加えたものを指します。
この液体の温度が高すぎたり低すぎたりした時に、冷却水のランプ、つまり水温警告灯は機能します。
エンジンを適温に保つための液体の温度が正常でないと、エンジンの故障や思わぬトラブルになってしまうことがあります。
なので、まずは水温警告灯が点灯しているときは注意が必要ということを認識しておきましょう。
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冷却水のランプが点灯したら注意!
ではこの冷却水のランプが点灯してしまった時は、どのような意味があるのでしょうか。
ランプが点灯する時は、一般的に青色と赤色の2種類があります。
温度が低すぎる場合、高すぎる場合で意味が異なるので、ここはしっかり抑えておきましょう。
温度が低すぎる場合
冷却水の温度が適温よりも低い時は、青色のランプが点灯します。
エンジンをかけたばかりの時は、点灯しているのが正常です。
冬場など外気温が低くなっている時は、当然冷却水の温度もこの場合は車を走らせているうちに内部が温まり勝手にランプが消えてくるはずなので、そこまで問題はありません。
ただしばらく走っても青色のランプが点灯し続ける場合は、不具合の可能性があるので点検してもらうようにしましょう。
温度が高すぎる場合
反対に、冷却水の温度が適温より高くなってしまっている場合は、赤色のランプが点灯します。
この場合は注意が必要で、車の運転を停止しなければなりません。
エンジンのオーバーヒートの可能性があるため、運転をやめすぐに点検するようにしましょう。エンジンの破損に繋がりかねません。
原因はいくつか考えられますが、クーラント液の不足やラジエーターの故障、ウォーターポンプの不具合などが考えられます。
またサビなどが原因でラジエーターなどに穴が空いてしまい、クーラント液が漏れているパターンも考えられます。
この場合は、独特の甘いにおいがしていると思いますので異変に気がつきやすいと思います。この時はすぐにエンジンを止め、ロードサービスを呼ぶのがいいでしょう。
いずれの場合でも赤色のランプが点灯している時の走行は、絶対にやめるようにしておきましょう。
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冷却水のランプが点灯した時の対処法について
ではランプ点灯時はどのように対応すれば良いのでしょうか。
まず温度が低くランプが青く点灯している場合ですが、上述の通りそこまで気にすることなく、走行を続けてみましょう。
走り続けることで内部の温度が温まり、自然と消灯するはずです。
一般的には70〜90℃程度が適正とされていますので、クーラントの温度が適温に到達すれ
ばこの青色のランプは消灯する仕組みになっています。
長時間走り続けても青色のランプが消灯しない場合は何かしらの不具合の可能性が高いので、点検してもらう必要があるでしょう。
逆に赤色の点灯の際は、先述の通りすぐに走行をやめて整備工場に持っていくなどの対応が必要です。
エンジンのオーバーヒートでエンジンから異音がしたりいつもより加速が悪い、回転数が安定しないなど様々な症状が出てくることもあります。
そのまま走行を続けると最悪の場合、エンジンの取り替えなどが必要になってしまったり思わぬ事故に繋がってしまうケースもあります。
すぐに整備工場に持っていけない場合や、距離があってしばらく走らなければいけない場合については、ロードサービスなどを使って車を点検してもらうのがいいでしょう。
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まとめ
車の冷却水のパネル表示についてみてきました。
車のメーターパネルは表示も多く、どれが何を意味しているのか分からないため放置してしまいがちです。
赤色警告の時はそのまま走ると事故や故障に直結することもあるため、自分の愛車と自分の身を守るため、そして周りの車や歩行者に絶対に危害を加えないようにするためにも、水温警告灯のサインは見逃さないように心がけましょう。
定期的な点検もして、快適で安全なカーライフをお過ごしください!