タイヤ

タイヤの空気圧はタイヤに書いてある数字を見ればOKです

タイヤの空気圧が燃費を左右することをあなたはご存知でしょうか

まぁなんとなく、「そうだろうな」と理解できる方は多いのではないかと思います。

では、車のタイヤの適正な空気圧はいかがでしょうか?

この質問に答えられる方は少ないはずです。

自転車と違って、車のタイヤはすぐにパンクもしないですし、普段何気なく走っていても気づきにくい点ですが、タイヤの空気圧は本当に大切です。

「タイヤの点検は溝の深さしか確認していない・・・」

これは危険なんですね。

そこで今回はタイヤの空気圧について、適正でない場合にどのようなことが起こってしまうのか、タイヤの適正空気圧の確認方法、また現状の空気圧の確認方法など、広く触れて行きます。

今回の記事を読めば、車の安全に欠かすことのできないタイヤへの理解が深まり、より快適に車を運転できるようになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

タイヤの空気圧ってどこでわかるの?タイヤに書いてある?

タイヤの空気圧はタイヤに書いてあります。

いきなり結論を申し上げましたが、大事なことなのでもう一度。

タイヤの空気圧はタイヤに書いてありますので、こちらを確認すれば事足ります。

タイヤの適正空気圧の確認方法

タイヤの空気圧については、タイヤに書いてある「空気圧表示シール」を見ればわかります!

タイヤにも数字やアルファベットが書いてありますが、これはタイヤのサイズを表しているため、空気圧の確認は表示シールをみるようにしましょう。

このシールは、運転席のドアを開けたところや給油口の蓋を開けたところに貼っていることがほとんどです。

タイヤの空気圧は、kPa(キロパスカル)という単位で表されます。

一般的には、前輪と後輪のそれぞれのkPaが三桁の数字(260など)で書いてあると思います。

また、応急用のスペアタイヤの空気圧も合わせて記載されているものもあります。

まずはここで適正空気圧を確認するようにしましょう。

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タイヤの空気圧を確かめる方法

タイヤの空気圧はタイヤに書いているわけですが、自分でタイヤの空気圧を測定するためには、エアゲージというアイテムを使いましょう。

タイヤのバルブキャップを外して、空気が漏れないように口金に当てると測定ができます。

これはAmazonなどで2,000円前後で購入が可能で、手軽に実践することができるので、しばらくタイヤの空気圧の点検をしていない人はこれで測ってみると良いでしょう。

もしくは、ガソリンスタンドやカー用品専門店でも空気圧の測定はできるので、自分でやるのが面倒な場合は給油のついでなどに実施するのも良いでしょう。

一点注意が必要なのは、タイヤの空気圧の測定を行う際はタイヤが冷えた状態で行う必要があるということです。

長い時間走ったあとは膨張して、実際の数値よりも高く空気圧が出る可能性があるためです。

なので一番望ましいのは、車に乗る日の朝イチなどで空気圧だけでも測っておけると間違いないですね!

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空気圧が適正でない時の運転は危険!?

タイヤの空気圧はタイヤに書いてありますが、その空気圧が適正でない場合、なにが問題なのかについてみていきましょう。

「タイヤの空気圧が適正でなくとも実際に問題なく走れてるし、わざわざ測らなくても良いのでは・・・?」

と考えてしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。

乗用車で普通に走っていると、1ヶ月で約5%ほど空気圧が低下するというデータがあるんです。

これを放置して何ヶ月も乗っていると、いつの間にか下がりすぎてしまっている可能性もあるのです。

実際に起こり得る問題については以下の通り。

タイヤの空気圧が低すぎる時

タイヤは空気圧によってクルマの重量を支えています。

ですので、クルマに装着した状態でタイヤをよく見ると、正常な空気圧でも地面と接触している部分だけがクルマの重量で少し潰れているのがわかります。

この部分が、縦方向の力によって潰れたり横方向の力によってよじれたりすることを、タイヤの「たわみ」と言います。

空気圧が低くなった状態で走っているとまず最初に起こるのが、偏摩耗という現象です。

これは空気が抜けたことによってタイヤがたわみ、タイヤの肩(角)の部分が異常に摩耗します。

場合によっては、サイドウォール(タイヤの側面の文字等がある部分)まで摩耗してきます。

また、タイヤは走行時に回転すると、地面と接触する瞬間に潰れ、離れた瞬間に膨らむという動きを常に繰り返しています。

空気圧が低いほどその動きは大きくなり、それが原因で発熱し最悪の場合バースト(破裂)が起こり大変危険です。

その他にも、操作性の悪化や燃費の低下など様々なデメリットがあります。

普通に走っているだけでも徐々に空気圧は低下していってしまうため、やはり定期的なチェックは必須といえます。

タイヤの空気圧が高すぎる時

では、タイヤの空気圧が低下していくことを見越して、多めに空気を入れておけば良いのかというと、そういうことでもありません。

空気圧過多な状態では、タイヤの中央部分のみが路面と接地して走ることになるため、通称センター摩耗と呼ばれる、中央部分だけが異常にすり減っていく現象が起こったりします。

この状態では空気圧が低下した時と同様、タイヤのある一定の箇所だけが摩耗してしまいタイヤの寿命が縮んでしまいます。

また、クッション性が悪くなりタイヤにかかる衝撃を上手に吸収することができなくなってしまうため、乗り心地の悪さにも繋がります。

空気圧の低下を見越して多めに入れる場合でも、そのクルマの指定空気圧+20kPa程度が上限になると思います。

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まとめ

タイヤの空気圧はタイヤに書いてありますので、そこをチェックすればOKです。

タイヤの空気圧は、乗り心地や燃費に直接影響を及ぼしますし、何より安全に運転をしていくために絶対に点検が必要な箇所です。

理想は、1ヶ月に一回程度空気圧の点検ができると望ましいですね。

定期的なチェックをして安心・安全なカーライフを楽しんでください!